「あなたの人生の意味」 とは? 田町マンション.com 広栄不動産

「あなたの人生の意味」を読みました。
最近、読んだ本の中でも印象に残る本だったため文章で残します。(笑)

この本で紹介されるタイプとしてアダムⅠとアダムⅡに分かれます。
アダムⅠとは外向きで履歴書向き、成功を職業的なものに捉え自分の強みを育てることを重視します。
それに対してアダムⅡは内向きの追悼文向けの道徳的な生き方を重視します。
この本の登場人物は始めからアダムⅡになれたわけでなく、困難とともに成長していく姿が書かれています。
1900年代で活躍した人が中心に紹介されており、フランシス・バーキンズやドロシー・デイなど初めて目にする人物もいましたが、その情熱的な生き方に引き込まれました。
内面の強さを重視するアダムⅡは自分の弱みと対峙することが不可欠であり、自分の中の弱さに勝利すれば成功に繋がると著者は述べていました。

好きな文章を紹介します。
「人格者への道を歩むためには、まず自分がどのような人間なのか正確に知る必要がある。
最も重要なのは、人間は皆、欠点を抱えた存在だと知ることである。」「自分の弱点、罪と長年闘い抜いたからといって、その人が世俗的に成功して、富と名声を得るかどうかは分からない。ただ、その人は間違えなく人間的に成長するだろう。」と書かれている部分です。
なぜなら、今までは自己啓発本(ドラッガー然り)には自分強みを見つけ、そこを伸ばすことが有意義な人生を送る手段だと書かれていたからです。弱みを意識することについて重視している本書を読んで衝撃を受けました。さらにはその弱みを認めつつ成功していく先人たちの自伝的な内容に上下巻あるものの夢中で一気に読んでしまいました。

ナチスの強制収容所のことが書かれた「夜と霧」の著者ヴィクトール・フランクルは「自分は人生で何を得たいか」ではなく「人生は私から何を得たいのか」と考えることの重要性を述べていました。
追悼文向けの道徳的な生き方は、このような人生観を持つことでなし得るのではないか考えました。
自省しながら自分の弱さを見つめていき、忘れたときには何度でも読み直したい1冊です。

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