田町の地元不動産屋がこっそり教える家賃相場について！2017年
田町の物件を見ていると最近気になることがあります。
それは2年前と比べて賃料を上げているオーナー様、管理会社が増えてきていることです。
当社は田町エリアの賃貸物件について5年以上前からのデータがあるので、同じ部屋が家賃を上げて募集している場合、確認することができます。
具体的に言うと、築浅～築20年くらいの物件が顕著で金額でいうと1,000円～5,000円。ファミリー物件ですと10,000円と大幅に増額しているところもあります。
その理由としては、売買価格の上昇が考えられます。
東京カンテイによると田町駅の中古マンション（ファミリーマンション）の売り希望価格は２年前27,400,000円 １年前29,500,000円 現状価格30,900,000円と2年間で10％近く上昇しています。
アメリカではエリアによっても変わりますが、毎年２％ずつ家賃を上げる契約をしている場所もあります。日本の賃貸住宅ではそのような例は数少ないのが現状です。
借地借家法第32条では賃貸借の当事者の一方的な意思表示によって、増額請求する権利を認められてはいます。交渉して借主がこれに応じない場合は訴えを起こして調停で賃料の適正価格について判断することになりますが、時間とお金もかかるためオーナー様、管理会社は消極的です。だから入居者が退去してから家賃を上げて募集しているオーナー様、管理会社が増えてきています。
シングル物件の居住年数は2～3年くらいです。つまり最近の家賃上昇は２～３年前に入居した方が退去したことが原因かと思われます。
ずっと田町で探しているお客様からは「以前より家賃が高くなりましたよね。」なんて鋭いコメントをいただいたりしています。
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