幸せがずっと続く12の行動習慣と菊池雄星の関係とは?

最近読んだ本の話しです。

皆さんは幸せになりたいですか?私はとってもなりたいです。(笑)

今回読んだ本は「幸せがずっと続く12の行動習慣」になります。

 

まず驚いたことは幸福を決定するものは「遺伝」「環境」「意図的な行動」と分けられます。それぞれが人の幸福度に与えるインパクトは、50%、10%、40%という割合になるということがわかったということです。

 

「裕福か、貧乏か」「健康か、病気がちか」「器量がいいか、人並みか」「既婚者か、離婚経験者か」など生活環境や状況による違いは、幸福度のわずか10%しかしめないということです。

つまり幸せを感じるチャンスという点から見たら、レクサスのハイブリットカーで仕事に行こうとボロボロのトラックで行こうと、また、極寒のアメリカ中西部に住んでいても、さわやかな西海岸に住んでいてもほぼ同じということのようです。

 

この本の面白いところは自分で現在の幸福度をスケールで調べられるところです。

調べてみると私は5.75点。平均点は5.6点なのでホッとしました。

 

さらには12の行動習慣を続けていくことで、その変化を見る「オックスフォード幸福度調査」というスケールも記載されています。

29項目を1~6点で採点していきます。私は3.7点で平均は4.3点と少し低め。

これから上がるしかないですね。。(笑)

これは定期的に変化を見るため、次回は上がるようになりたいです。(^○^)

 

幸福度を高める12の行動習慣は

1感謝の気持ちを表す

2楽観的になる

3考えすぎない、他人と比較しない

4親切にする

5人間関係を育てる

6ストレスや悩みへの対抗策を練る

7人を許す

8熱中できる活動を増やす

9人生の喜びを深く味わう

10目標に全力を尽くす

11内面的なものを大切にする

12身体を大切にする 瞑想と運動

 

があります。

特に印象に残った「1感謝の気持ちを伝える」「7人を許す」を紹介したいと思います。

 

感謝とは「物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、現在に価値を置くもの」と書かれていました。

 

感謝の念をけっして忘れない人はそうでない人と比べ、より幸福で、よりエネルギッシュでより希望に満ちていることがわかっているようです。

 

感謝をすると、どうして幸福度が高まるのか8つの理由が書かれていたのでまとめてみました。

  1. 感謝するといっそうポジティブな人生を味わえるようになる。
  2. 感謝の気持ちを表すと、自尊心や自信が強まる。
  3. 感謝はストレスやトラウマに対処するための助けとなる。
  4. 感謝の気持ちを表すと道徳的な行動ができるようになる。
  5. 感謝は社会的な絆をつくる助けとなり、従来の人間関係を強固なものとし、新しい人間関係を気づきことに役に立つ。
  6. 感謝の気持ちを表すことができると他人と比較して不公平だと感じることが少なくなる。
  7. 感謝することでネガティブな感情が相容れなくなる。
  8. 感謝には「快楽順応」を防ぐ効果がある。

 

特に参考になったところは⑧になります。

なぜなら、幸福度は慣れにより下がってしまうからです。

例えば富や家、財産、美しくなること、健康、そして結婚とういう好ましい変化にさえ人は慣れてしまいます。

このブログを読んでいただいている方も必ず経験があると思います。(笑)

 

人生に起きる「いいこと」を当たり前のように思わず、感謝することで「快楽順応」の影響にも抗うことができるようです。

感謝の方法としては「感謝日記」を付けることが効果的だという結果がありました。

 

先日、読んだシアトルマリナーズの菊池雄星投手が書いた「メジャーをかなえた 雄星ノート」という本に高校の監督から教えてもらった「①今日の感謝②自分の目標に近づけたか③今日をもう一度やり直せたら何をするか?何をしないか?」を

日記に記していることが書かれていました。

まさに「感謝日記」に繋がると思い、この偶然の2つの本の出会いに感謝しています。(笑)

 

続いて7番目の「人を許す」です。

生きていると仕事、家庭、友人、仲間、そして自分にすら許せないことが出てきます。

 

「許し」とはあなたが自分のために行うものであって、あなたを傷つけた人のために行うだけではないと書かれていました。

これはセルフコンパッションにも通じます。

つまり、まずは自分自身、それから他者にも「許し」を行うことで人は前に進んでいけるということです。

 

では、そうすれば許すことができるでしょぅか?

トレーニング方法が3つあります。

まず1つ目は「自分が許されたことに感謝をする」ということです。

過去に自分に対して家族、友人、恋人が許してくれた場面を思い出します。

その時、どのように伝えてくれたでしょうか?

あなたの反応はどのようなものだったでしょうか?

それを思い出すことで許される大切さがわかります。

 

このトレーニングをすることで許すことの恩恵を理解することに役に立ち、あなた自身が許しを与えるときの手本になると書かれていました。

 

2つ目は「許している状況」を想像するというトレーニングです。

最初に自分を怒らせた特定の人物を設定します。

次に想像力を働かせて、その人の感情や状況を理解し、許しを与えている状況を思い浮かべます。コツとしては加害者の目や耳を通じて状況を眺め、あなたに与えた不快な行動のみで相手を判断するのではなく、一人の人間としてみることが大切だと書かれていました。

 

3つ目は許すことについて成功している人について知ることです。

例えば、マハトマ・ガンジー、ネルソンマンデラ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなど「許す」ことを実践してきた人の本を読むこともよいと書かれていました。

 

許すことは感謝することよりも難しいです。

しかし、許すことで人生が前に進めることが多くあります。

まずは、難しくても少しだけでも書かれた方法で努力してみる。

そして継続していく中で幸福度が高まれば良いなと思っています。

 

まずは感謝の日記を3日坊主にならないように続けたいです。(^○^)