賃貸物件をリフォームするためのモノサシ
管理物件のお申し込みをいただき無事、契約終了しました。前入居者様は20年以上入居されていました。
キッチン、ユニットバスは使える状態ですが、陳腐化しているためオーナー様に交換をご提案。
キッチン、ユニットバス(バストイレ別)のみ交換で110万かかりました。さらに、その他の内装リフォーム(壁紙交換・ペンキ塗りなど)で80万円。
計190万ほどかけて募集賃料は家賃84,000円。リフォームが完成してから3週間で契約になりました!(^○^)
もし、キッチン・ユニットバスを交換しないで内装リフォームのみで募集していたら、最大家賃は78,000円だと思います。
さらに陳腐化した状態で募集した場合、空室期間も長引くためオーナー様の損失もあったと思います。
(空室は3か月くらいでしょうか。)
水回り工事の判断を利回りで表記すると
となります。
つまりキッチン、ユニットバスを交換することで110万円をかけた投資効率の利回りは6.54% になります。
その際の判断基準としてリフォームした時の利回りと、もし物件を売った場合の利回りを比べてリフォームした利回りが高ければ、おススメしています。
売却時の想定の利回りは田町周辺ですと4.0%になります。
そうすると4.0%<6.54%とリフォームをしてもよい合格ラインになります!(^○^)
そして、ポータルサイト(スーモ)で田町エリアの物件数を調べると家賃84,000円以内の2階以上、バストイレ別は当物件を含めて3件。家賃90,000円以内の2階以上、バストイレ別は43件。
他の物件と比べて差別化できた家賃設定だったと思います。
今後、人口減少と建築戸数増加で空室が増え、2040年には空室率が40%になるといわれています。
戦略的にリフォーム&家賃設定をすることが、不動産所有をするオーナー様にとっても大切になっていきます。
もし、ご不明な点がありましたら、ぜひお問い合わせくださいね。(^○^)